
日本経営品質賞とは、企業が国際的に競争力のある経営構造へ質的転換をはかるため、顧客視点から経営全体を運営し、自己革新を通じて新しい価値を創出し続けることのできる「卓越した経営の仕組み」を有する企業の表彰を目的としている。
日本経営品質賞のアセスメント(評価)基準は、目指すべき方向、基本理念を構成する4つの要素、7つの重視する考え方をベースとして、組織プロフィールと8つのカテゴリからなるフレームワーク、20のアセスメント項目から構成されている。
卓越した経営を実現していくための、変革と創造を目指す、経営品質向上プログラムの構成4要素。経営品質向上活動に取り組むすべての組織及び、関係者が持つべき共通の価値観。

1.顧客視点のクォリティ
製品・サービスのクォリティとは、顧客が評価するもの。
顧客価値を選択し、それに的確に応えていく「戦略的クォリティ」を企業・組織は追及すべき。
2.革新リーダーシップ
目的意識にあふれた組織の積極的な仲間に変えていく、変革にむけた戦略そのものを提示するだけでなく、それを推進するためのダイナミックなプロセスと結果までも視野に入れて構想することがリーダーには求められる。
3.プロセス志向
組織の目的を達成するという視点に立って業務と業務のつながりを重視し、組織や部門の枠を横断する全体最適なプロセス創造の追及と、組織のものの見方や考え方、話し合い方など、知識創造のプロセスが組織内で構築されていることが重要。
4.対話による『知』の創造
既成概念や習慣にとらわれない活気に溢れた対話を発展させるための知識と風土づくり、お互いの考えをお互いに話し合い、聴き合うことで、はじめて新たな「考え方」が生まれるとの前提に立つことが必要。
5.スピード
価値前提が明確なら、何事もスピーディに行うことができる。最大の価値を生み出すために経営資源として、時間の配分の最適さを考えることが可能になり、目的実現にむけた企業・組織全体でのトータルスピードを上げることができる。
6.パートナーシップ
ビジネスパートナーに対して、駆け引きや偽りのない誠実な取引基準を示し、それを遵守することが不可欠。相互に協力し、信頼し合うことによって、お互いの能力を存分に発揮できるプロセスが実現できる。
7.フェアネス(公正)
企業・組織は、社会システムの一つ。反社会的な意思決定による活動は評価に値しない。明確なプロセスと達成目標、評価尺度・指標の確立、そして事実をすばやく広報する公正さが社会の一員としては不可欠。
「組織プロフィール」と「8つのカテゴリ」で構成されており、組織プロフィールは8つのカテゴリの基盤と位置づけられ、組織が目指す『理想的な姿』や価値観を中心に、顧客・競争・経営資源・変革の方向性などを明らかにするもの。
各カテゴリは、「方向性と推進力」「業務システム」「結果」という3つのブロックに対して「顧客・市場の理解と対応」と「情報マネジメント」という2つのカテゴリがダイナミックに関係していることを示している。







